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08 February 2016

2度目の出産 in Denmark

10日ほど前に,無事に第二子n.を迎えた大島重工です.皆様に暖かく支えられて,ここまで来ることができました.これからも家族4人共々どうぞよろしくお願いいたします.

前回同様,今回もストレス発散というかなり自己中心理由で,赤裸々に出産過程を綴っちゃいます.

興味のない人,出産を控えている人...すっ飛ばしてくださいませ...すんませんっ!

さて,予定日より5日早く出てきたn.  前回(a.のとき)は予定日より2日遅れ.今回も早くて予定日ぴったりくらいかな?とタカをくくっていたので,その日は朝からカフェへ.10日間にわたって長引いていた咳風邪の為,ずーっと家にこもりっぱなしだった私はもう外に出たくて出たくてしょうがなくて!ほんの少し咳を我慢できるようになってきていたので,強行突破の外出でした.カフェで優雅にコーヒーと朝食をとりつつ,たまった仕事を処理.でも,どうにもこうにもお腹の張りがきつい.しかも,まるで陣痛間隔のような定期的な張り....いや〜な予感がしつつ,カフェ仕事をお昼に切りあげ,帰宅.無理して外出したからか,また咳と喉の痛みがひどくなってしまい,ゴホゴホ...

p.に「なーんかそろそろな気がするんだよね」と言いながら,いつも通りの午後,夜を過ごし,友人と熱いチャットをして普段よりちょっと遅めに,さぁ寝ようと思った23時... い,痛い?痛くない?まさか.まーさーか.


前回は陣痛が夜に始まり,夜通し徹夜で陣痛と戦ったのが本当に辛かったので,今回は絶対昼間に起こっておくれ〜!とあんだけ願っていたのに.やっぱり,今回もこのパターン?!

そして,今回は,何と言ってもa.がいるのです.できれば,a.が保育園中に陣痛出産全てが終わってくれれば...と切実に願っていた私とp..

そしたら,来ましたよ!見覚えのある,おしるし!!

でも前回はおしるしがでてから本格的な陣痛になるまで丸一日かかったし.もしかしたら明け方まで頑張れるんじゃ?保育園は6時半から始まるから,6時半までもってくれれば,a.を保育園に預けてから病院へ行ける!

そんな願いもむなしく,陣痛はひどくなっていく一方.

最初から間隔は3分くらいだったけれど,間隔よりも痛みの重さを重視してね,と助産師さんに言われていたので,もうちょっと待てる,もうちょっと行ける...と,待つこと数時間.4時になりました.痛い〜.これはもう行くべき!と判断し,しょうがない,寝ているa.を起こして着替えさせ,3人でタクシーに乗って病院へ.a.もただならぬ事情を察したのか,大人しくタクシーに乗っていました.

病院について,分娩室の準備ができるまで,診察室にてまず内診.あんなに待った(つもり)だったのに,まだ子宮口は4センチ.えぇっ まだまだこれからなのね〜(涙)

でも,何と言っても,今回は無痛麻酔薬のエピドラルをもらえる約束!
前回の出産があまりにトラウマチックになってしまった私は,以降デンマークで妊婦を見るたびに,「ああっ あれをこれから彼女たちは体験するのね」と吐き気を催してしまったりする始末(ほんと失礼な奴ですんません...).今回思いもがけずn.を授かった事が発覚した時にも(ツワリがきて妊娠発覚,って,ドラマの中の話だけかと思っていたけれど,本当にあるのですね〜..),こんなに有難い奇跡なのに,「もう2度と出産は無理!」と思っていた情けない母は,動揺に動揺しまくってしまい,誰にも,そして何故かp.すらにも言えず一人で一週間ほどクヨクヨしていました.勿論,妊娠検査薬を試す勇気もなく,しばらくたって,p.に「ねぇ,もしかして,もしかしてだけど...s.,まさか妊娠してる?」と問いただされ(私のツワリ模様で彼も気づいたみたいです.仕事中に彼から電話がかかってきていきなり聞かれました),やっとこさ病院に出向いたのでした.

今回,そういった経緯も妊娠中のチェックアップ担当だった助産師さんに話し,妊娠後期には私が出産の悪夢にうなされていたりしたことも理解してもらっていたので,「今回は,s.が欲しいと言ったらエピドラルをもらえるようにちゃんとカルテに書いておくから.それが同意ってことだから安心してね」と励まされて出産に望んだわけです.不甲斐ない母で情けなさすぎるのですが,もう前回の経験をしたくない!の一心だったのでした.

そんなわけで,エピドラルをもらう気満々だった私.エピドラル対策として友人から聞いていたので,アンド,陣痛による吐き気がひどくなってきたので,自分から浣腸を願い出て.すっきりしたら吐き気がおさまり,さぁ,あとは分娩室にうつってエピドラルをもらうだけ!

分娩室に移ったのが5時頃,a.は分娩台の隣に敷いてもらったクッションで素直に寝に戻りました.



ここでもう一度内診してもらったら,助産師さん,「もう6センチ.進みが早いから,エピドラルは推薦できないわ」と.えぇ?だってカルテに書いてあるでしょ??私,エピドラルもらえるって話だったんです...4センチから8センチの間ならもらえる,って例の助産師さんは言ってたもん...話が違う...

ここから一時間ほど,押し問答が続き...この助産師さんの言い方が,なんせ,「最終的にはあなたの決断だけど,今からエピドラルしても意味ないし,副作用いろいろあるし...」と,とにかくこっちを罪悪感に駆らせるような言い方のオンパレード.そして,何度も,他の対策を進められた.いや,前回ぜーんぶ試したんだって!笑気ガスも,針も...どれも全く効き目なかったんだってば!

「でも,今回のお産は前回とは違うのよ.試してごらんよ」
やーだー!
そして無理やり笑気ガスをつけられてしまった.く,苦しい...やっぱりこれ苦手!すぐに外してもらった.

体は陣痛と戦いつつ,心はこの葛藤と戦いつつ.助産師さんが部屋から出て行ったところで,p.に「なんで貰えないの?エピドラルお願いする事がそんなにいけない事なの?」と泣きながら訴えた私.a.に添いつつ私たちの話を横で聞いていたp.もかなり怒りを覚えていたようで,「このサイエンスを使わずとしてどーすんの!全然悪くない!助産師さんが戻ってきたら,くれ,の一点張りで行こう.僕から言おうか?」と.いや,自分ではっきり言う.と,助産師さんが戻ってきたところで,「私,決めました,自分の意思でエピドラル欲しいです!」と強く主張.そして言いながら,「なんですんなりもらえないんだろう?なんでこんなに主張,説得しなくちゃいけないんだろう?」と思ったら涙が,涙が...

ここで,この助産師さん,ようやく,「(ため息をつきながら)分かったわ.じゃぁ準備するから」と心なしか態度が冷たくなり,部屋を出て行った.

で,こっからエピドラルの準備をしてもらうまでにまた一時間.7時直前にやっと準備が整い.この助産師さん,「私もう帰る時間だから,次の助産師さんが一度内診して,その後エピドラル入れてくれるからね」と去って行った.正直,この助産師さんがとは馬が合わん〜!と思っていたから,ほっ この人のシフトが終わって良かったぁ,...と思ったのでした.

7時過ぎに新しい助産師さん(優しそう)が登場.彼女が内診をすると「今8センチ!エピドラルはもう入れても意味ないし,おすすめできないわ」.

がーん.がーん,がーん,がーーーーーーーーーーーーーん.

だーかーら,前の助産師さんが早く動いてくれていれば...

絶望にうちのめされたs.です.p.が我慢できず「でも,エピドラルもらえるっていう同意だったし,今からだって入れることは自体は可能なんでしょう?」と口を挟む.助産師さんの答えは「入れることは入れられるけど,全くもって無意味なだけ.いきむ時はどっちみちエピドラルは効かないしね」と.そうなの?アメリカでエピ使って出産した友人の話と違う..ていうかデンマークのエピってなんか種類が違うの?なんなの?私,大混乱.

この頃にはまたもや徹夜で陣痛との戦いの疲れから,そして前の助産師さんとの戦いから,疲れ果てて口答えもできなくなっていた私.助産師さんの「大丈夫,このペースでいけばもうあと数時間で生まれちゃうわよ!」という言葉を信じることに.あと数時間我慢すれば... 前回よりも早くすすめば... 頑張れるかもしれない...

とりあえず覚悟を決めて実践したのは,赤ちゃんをとにかく早く進ませること.陣痛がきたら足を大きく開いてリラックスさせ,赤ちゃんが降りてくる図をイメージ.このあり得ん痛みの中,体をリラックスさせるなんて無理!と思っていたし,前回はそんなこと全然できなかったけど,今回はとにかく早く終われ!の一心で,頑張ってやってみた.そしたら,できないことはない.下半身壊れそうだけど,赤ちゃんが下に降りてくるのが感じられた気がして,励まされる.そして静かに静かにふぅーーーー.これを一時間.a.出産時は,子宮口8センチの頃なんて陣痛にのたうちまわっていたので,自分自身でも,そしてp.も,今回の私の落ち着きようにびっくり.陣痛の波に逆らわずに,身を任せて静かにふぅ〜をしていると,体力もあまり消耗されないことに気がついた.

この頃,a.起床.私のところにやってきて,「s.ちゃん アウチー?(ouch)」と心配そうな顔で手をさすってくれた.心の中で「アウチどころじゃねーよ!」と叫びつつ,「イエース,s.ちゃん ベリー,ベリー,アウチ」と陣痛の合間に笑顔で答える.
 
もう8時か.p.a.s.3人分の朝食が出てきた.a.は大喜びでトーストにがっつく.めっちゃいい子ちゃんに自分のお皿にトーストをのせて窓際でおとなしく食に集中.そして何度もお代わり.私は,そういえば,前回は朝食なんて食べる余裕もなかったし,浣腸されてたからお腹の中空っぽなうえ夜通し陣痛で全身疲れ果てていてイキみが足りなかったんだよなぁ.とぼーっと考えていた.で,前回の二の舞を避けるべく,エネルギーを摂らねば!と,トーストを陣痛の合間に結構食べた.眠け覚ましになるかな,と,珈琲も飲んでみた.更には助産師さんにエネルギーブースト的なシュガーピルなるものを貰って食べてみた.

こんな余裕があるのって,前回とは大違い.もしかしたらこのまま本当にそのうちするっと赤ちゃん出てきてくれるのかもしれない...!二度目のお産が楽って言うのは本当なのかもしれない...!!!

なーんて,夢見た私が大馬鹿でした.修羅場はこっから...

やっと9センチまで開いたものの,そこからが進まない.10時頃だったか,助産師さんが内診をして「うーん,1時間前から進んでない,なんでだろう」って.この頃には陣痛がマックスの痛さになっていたので,「進んでないって!もう今頃には生まれてるはずだったのに!あんたそう言ってたじゃーん!!!」と.. 絶望的になって「今からでもエピドラルくれ!」と懇願するも,助産師さんに「あと1時間経って,まだ同じ9センチだったら,エピドラルについてディスカスしましょう.」と言われてしまう.あと1時間後?しかも,ディスカス???ディスカスしてる余裕なんてこっちにはないんですけど...

私「絶対もういきめない!これ前回と全く同じパターンじゃん!!こんなんじゃ,いきむ時が来ても疲れ果てて絶対いきめない〜!!」

助産師さん「大丈夫,できるできる!今回のお産は前回とは違うの.私が助けるから!」

私「いや,前回と同じだって!!!!!」

助産師さん「違うわよ!」

私「p.,わかるでしょ?このパターン,前回だよね〜!!!!」(大泣き)

ここらへんで,ワタシというものが破壊され,無事n.がでてくる13時まで「無理!もう無理!」と泣きながら叫び続けることに...

ちなみに,この修羅場を察してかa.は一人おとなしくiPadで部屋の隅で遊んでいました.ウンチをした時だけ「カーカ出た」とオムツの取り替えをお願いしにp.にそっと寄ってきただけ.

p.はこれまた徹夜&私の辛そうな姿を見つつ朝食を取れる気にもなれなかったみたいで,疲れていそう...だよね...こんな私の姿見てるだけって,前回も思ったけど,想像以上に大変だと思う...

助産師さんがもう一度内診をし,「どうやら赤ちゃん上向いちゃってるみたいね.だから進んでこないんだ」と.で,頭を下向きに回転させるために私を四つん這いにさせてお尻を突き出させ,お尻を布で包んで,片方を助産師さんが持ち,もう片方をp.が持って,すごい勢いで揺すりだした!

この体勢が,疲れている体にキツイのなんのって...で陣痛が来てもこの体勢,死にそう,体が壊れる〜!「もう無理〜,無理〜!」と叫ぶものの,助産師さん「あと15分くらいで終わるから!頑張って!」15分?あと15分も揺すられるの??

しかしこの揺すり攻撃が実に効いたようで,正しい方向に頭を据えたn.そして,人為的に破水.これは前回やられて痛くもなんともないのはわかっていたから怖くなかった.ただ,でてきた羊水が緑(=赤ちゃんがストレスを抱えている)だったので,赤ちゃんの頭に何か?をつけて心臓の様子をモニターで見なくちゃとのこと.この何かをn.の頭に取り付ける過程が痛かった!しかも助産師さん失敗して取り付け直したりしてたから必要以上に長くかかり.

さぁやっとつけた.ここでなぜかトイレにいってくるように勧められる.

はぁ?この修羅場の最中なんでトイレ???

「膀胱が満タンだと赤ちゃんの動くスペース狭くなって降りにくくなるのよ」

ていうか,ほんっともう動きたくないんだけど...体,マックスに疲れ果ててるし,なんてったってこの陣痛!p.と助産師さんになんとか支えられベッドを降りようとしたところで!

ごごごごごぉ.... 

あぁ,いよいよこの身に覚えのある感覚がきた!!!!!

「だめだめもう動けない,きちゃったきちゃった!」と叫ぶ私.

助産師さん「いきみたくなった?!ほらね,言ったでしょ,揺すったのと破水させたのが効いたのよ!」と実に得意げ.

いきんでいいの?いいの?

「ちょっと待って...(内診)... うん,10センチ!いきんでいいよ!」

この時点で11時くらいだったのだろうか?ここから,まーたーもーやー,でてくるまでが長かった.良く友達の話で聞く「2回いきんだら出てきてくれた🎵」ってのに今回こそ,今回こそ,希望を持っていたのに...

いやはや,2回どころじゃー あーりませーーん 

2時間程いきみましたよ...

あの,頭出たり引っ込んだりするやつね.これが私にはほんっと絶望的で.永遠と同じことを繰り返してるような気がして... 前回は結局ちょっと頭でて,引っ込んで,があまりにも長く続いたため(私のイキむ力が圧倒的に足りなかった),最終的に吸引分娩となったわけですが... 

私が「前回と同じだよ〜!」と大泣きで叫ぶと,p.が「ううん違う!全然違う!いきむ度に出てくる頭おっきくなってるよ!」

えっ そうなん,今どのくらい!?

p. 「このくらい!(割と小さい輪っかを指で作る)」

え,まだそれだけ...

p.「だってa.のときは,(さらに小さい輪っかを指で作り)これくらいで止まってたんだよ」

ここらへんで,助産師さんがもう一人部屋にやってきた.いよいよ赤ちゃん取り上げる準備ってわけ.意味もなく,その人にすがってみる.「私,もう無理なんです.いきむの下手だし,もう力が残ってなくて,ほんと無理なんです」(大泣き)

無論,だからその助産師さんがどうにかしてくれるって訳もなく「ふふ 大丈夫よ!できるわよ!」とさらっと笑顔で交わされ...

私「あと何回くらいいきめば頭でてくるの?」

助産師さん「そうね〜 メイビー,メイビー,10回?」 

私「ひぇ〜〜〜〜 びぇ〜〜 10回も無理無理!」(大泣き)

(注:実際は10回どころじゃありませんでした)

助産師さん「s.,私の目を見て!!!できるって言って!できるってあなたが信じなくてどうするの!!!」

私「だってできない〜〜〜 だから無理って言ったのに〜〜〜〜 できません,でーきーまーせーん!!」(大泣き)

助産師さん「私はできると信じているわ」(そんなん知ったこっちゃねー!)「だからs.ができると言ってくれないと!!yes, I can!って言って!!」(オバマ??後ほど,これにはp.もなんてcheesyな..と思ったそうで)

私「びぇ〜〜〜〜 びぇ〜〜〜」(大泣き)

助産師さん「落ち着いて,落ち着かないと いきめないでしょ!!」

ここらへんで,とりあえず,誰も助けてくれない(?当たり前),いきむのは自分しかいない,と,なぜか少し正常心を取り戻した私.いきめなかったら,この辛さが長引くだけ.早く解放されるには,とにかく赤ちゃんを出さなくてはいけないんだ!!!

あぁ,前回と同じ,またもや色んな体位でいきまされましたよ.毎回いきむ度に「今回こそ頭が出てくるんじゃないか」と希望をかけ,そしてそれを何度も何度も裏切られ... 

でもp.の「確実に,出てくる頭の範囲が大きくなってる!」という言葉を信じ.

前回は拒否した助産師さんの「出てきてる赤ちゃんの頭触ってごらん」という指示も素直に受け入れ触ってみてプニョプニョした頭が確かにそこにあることを確認し.

助産師さんの,「頭あげてこっち見ていきんで」,「まだ終わらせないで,もう一度,もう一度,もっと強くいきんで!」とかなんとか,あらゆる指導に従って,もうとにかく早く終わってが欲しいために頑張りました!

(注:この間もずーっと泣きべそは止まらず)

私は良く覚えていないのだけれど,後ほどp.に聞いたところによると,ここで長くかかっていた理由として,この間にまたn.の頭が回転してしまったという事らしいです.しかも,手で頭を押さえているような格好をしているため,とにかく,進みにくく出てきにくくなっていたよう.

何度いきんだのか... しばらくして,とあるいきみの後に,p.が「頭がもう引っ込んでいかないよ!しっかり半分出たままになってる!!!」と.

これは私にとって,もう,神様の言葉でした.やっと,やーっと,終わりが見えた気がしたのです!!!!

ここで,最後のもう一踏ん張り〜!!!!と,これ絶対またいぼ痔できるよな...!と頭のどっかで思いつつも「いぼ痔 < 出産終わり」の公式にはもちろん勝てず,全身の力を振り絞っていきみました.

ちなみに,後々p.が「そりゃー いぼ痔できて当たり前だよ.いきんでいる時,s.の目ん玉がほんとに飛び出そうだったよ,まじ心配だったもん」と言っていた.

そして,でーたーーーーー!頭がやーーーーーっと,出たー!!!

でも,それを見た私,相当びびりました.なんかすごい紫色?の頭と顔だけが私のあそこからヌっと出てるわけですよ.ホラー映画のようなワンシーン,としか思えませんでした...

そして,もう一度いきんで.
体が出てきてくれた〜〜〜〜〜!!!!!!

13時の事でした.

驚きだったのが,この時のa.の行動.ただならぬ気配を察したのか,それまで一人iPadでおとなしく遊んでいたa.ですが.n.の体が出てくる前にパッと駆け寄ってきて,赤ちゃんが出てくるまさにその瞬間をめっちゃ間近で凝視したのでした.おののくでも,びっくりするでもなく,ただただじーっとしっかり凝視.

これには助産師さんたちもびーっくり.すごいタイミングで来たね!と早速フロアで噂になっていた模様で,その後部屋にきた他の助産師さん達にも褒められていました.

前回はa.が出てきた時.狂ったように「ありがとう」を繰り返していた私ですが,今回は,正直,なんでエピくれなかったんだよ..という恨みしかなかったので,スミマセン,ありがとうなんて言葉はとてもじゃないけどでてきませんでした.

代わりに私が今回叫んでいたのは.「Is it over?! p., is it over? really? over? is it!?」(終わり?ほんとに終わったのね!?)

助産師さんが「何言ってんの,こっからが赤ちゃんとのスタートなんでしょ!」と言ってるのが遠くに聞こえたような...

私の叫びは止まりません.大泣きで「p. 信じられないよ〜〜〜 私やったよ!できたんだよ〜!いきめたんだよ〜!信じられない!」

いやはや,本当に夢を見てるのかと思ったくらいです.前回の経験から,自分にはイキむ力がないと思い込んでいたので,今回自分のイキみのみでn.が出てきたことが,本当に,本当に,信じられなかったのです.

「夢じゃないよね!?本当に終わったんだよね!?」を狂ったように叫び続ける私.

あぁ,もうこの嬉しさったらありません.終わった〜〜〜〜 終わった〜〜〜〜〜 終わった〜〜〜!!!!ハーレールーヤ!!!前回同様,赤ちゃんに目をやる余裕なんてあーりませーん!

助産師さんが「あなた,本当によく頑張ったわ.痛み止め一切なしでこの長丁場を頑張ったんだものね!すごいわ!」

そんなん知ってるよ... ていうか,欲しくてもくれなかったんじゃん...

前回は疲れ果てていて拒否しましたが,今回は胎盤もしっかり見ました.こんな風になっていたのか〜〜 人間の体って凄いなぁ.

で,その後は避けた傷の縫い合わせ.前回は切開したので縫うのもスムーズだったっぽいけれど,今回はなんか複雑に裂けていたみたいで,縫い合わせるのに30分以上かかって→更には,筋肉がうまく縫い合わさらないとかで,年配の助産師さんにバトンタッチされ→1時間かかってようやく縫い合わせ終了.

縫われるのも相当痛かったけれど,出産の痛みに比べればびびたるもの!!!という精神で乗り越えました.

この間n.はずっと私の胸に.軽いな〜〜〜 やっぱり小さめって言われてただけあるよな(今回は「小さいのが心配」という理由で,幾度となくエクストラで超音波検査もされていたのでした),なんて思ったら... 体重測定したら,なんだよ,3500g弱あるじゃん!a.とほぼ同じサイズでした... でかいじゃんよ... 小さめって心配されてたのはなんだったのか...

そしてやっとお待ちかね!のお昼ご飯!!前回,産後に出てきたサンドイッチとコーヒーが非常に美味しかった.そして私はお腹ペコペコ.

ところが!!!この数年でコスト削減を行ってきた病院.噂通り,ご飯もしょぼくなってた〜!朝ごはんと全く同じ,トーストメニュー(涙)

(ついでに,前回ずっと置いてくれてあった美味しい赤いジュースも今回はもらえず水のみでした.あれ,結構助けられたんだけどな...)



a.は「長丁場をこんなにいい子で一緒にいられたなんて!この子全然邪魔にならなかったね!」と褒められてアイスクリームをご褒美にもらい,ごっきげん.いや,ほんと偉かったと思う.今回の出産で間違いなく一番の実りは,a.が一緒にいたこと,a.のここぞという頑張りを見せてもらえたこと.

a.の面倒を見ながら出産ってどうやるんだ〜〜〜 と心配でしょうがなかったし,とにかくできればa.が保育園に行っている間の出産を願っていたけれど,いやはやとんでもない!a.が一緒に体験してくれたお陰で,この出産が本当に特別な思い入れのあるものとなりました.

そして,もちろん,前回同様,p.さんもほんっとお疲れ様です.腰揺する手伝いさせられたり,助産師さんに「あっち持って,こっち持って」,と私の足を支えさせられたり,「ちょっとそこの戸棚開けて,あれ取って」とか,もうまるで助手のような扱いをうけていましたから..

そして今回のお産を経て,p.にとっての「s.は神だ!」度,は更にアップした模様...

出産修羅場あたりから全く出てこなくなってきた咳は,出産後,戻ってきました.しかし咳をするたびに縫われた傷が痛い..お尻が痛い.辛い...まだ歩くのもおぼつきませんが,お昼ご飯のトーストを食べ,ざっと新生児の指導を受け,17時には病院を出て家に戻りました.この時迎えに来てもらったタクシーのおっちゃんが,前の晩に病院に連れてきてもらった運転手さんと同じだったのにはうけました.彼は夜勤らしく,「昨日最後の客,今日初めての客が一緒だなんて!しかも,一人増えてるし!」と喜んでくれてました.

p.も私もフラフラなのにお腹はしっかりと空いていて,特にがっつり肉が食べたくて,p.に近所のレストランでハンバーガー(しかも,肉2枚重ねにボリュームアップ)をテイクアウトし3人でがっつき,4人でその後は爆睡!お陰さまで,翌日にはかなり疲れが取れていました.

エピドラルをもらえなかった恨みは残っているものの,「あら,上の子も連れてきたの?」とちょっとビックリしながらも,a.を快く迎えてくれた病院側にはとても感謝しています.a.が一緒にいなかったらこのお産経験はまったく別物になっていたし,ネガティブな想いだけで終わったかもしれません.本当に,本当に,4人一緒に経験できたこのお産に,感謝です!

n. こんな不甲斐ない母を選び,生まれてきてくれて,どうもありがとう.

p. いつもながら,ここぞと言う時の絶対的な頼り甲斐,ひたすら感謝です.

そして,a.よ,あなたにこんな肝っ玉強い一面があったなんて,ビックリです.尊敬します.母は,あなたがとても誇らしいです.




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